無骨な男らしさを漂わすライダースジャケットは大人のスタイリングを格上げする魅力的なファッションアイテム。
ライダースジャケットの始まりは戦闘機乗りが着用していたレザーコートから派生したもので、バイクメーカーが大衆向けのレザーウェアモデルとしてライダースジャケットを誕生させたと言われています。
無骨なライダースジャケットに注目したい理由
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良い意味での男臭さを醸し出すアウターといえばライダースジャケットは、夏以外の3シーズンに渡りクールな印象も手軽に演出することができるアイテムです。
ライダースジャケットの魅力
シンプルなデザインが魅力のシングルライダースと武骨で重厚なダブルライダースでは大きく印象が異なります。
-この記事の目次-
シングルライダースジャケット
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シングルライダースジャケットは前合わせが一重のデザインからデザインを総称して「シングル」と呼んでいます。
スタイリッシュな雰囲気も併せ持っているシンプルさが特徴なので、どのような服装にも合わせやすいのが魅力です。
レザーの無骨さにスマートさが加わり、ダブルほど男っぽさを感じさせないため、スッキリと着こなすことができますので、初心者にもおすすめです。
ダブルライダースジャケット
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ダブルライダースジャケットは上襟と下襟を組み合わせたオープンカラーの形状で、前合わせが2枚重ねになっているので、防寒性と耐久性に優れています。
また、装飾がたくさん付いているダブルライダースは、かなりカジュアル感が強く、シングルに比べ、難しいイメージのダブルライダースですが、トレンド的にはレディースでもダブルライダースが人気があります。
インナーにニットや柄物が合わさると、シングルでは出せない個性的コーデを楽しむことができます。
着丈が短めで、上半身がコンパクトにまとまるライダースジャケットは、体系に合わせた着こなし感が重要です。
縦に長いラインを強調することでスタイリッシュに見せられるのが魅力のIラインシルエットか、下半身にボリュームをもたせてシルエットを作り出すAラインシルエットをつくるようにしましょう。
但し、Iラインは簡単に着こなすことが出来て取り入れるのも簡単なシルエットに対し、Aラインシルエットの難易度は高めです。
ライダースジャケットの素材
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ライダースジャケットの基本素材はレザー。レザーならではの重厚感と、ショート丈のスッキリとしたフォルムが特徴で、中でもステアハイド、カウハイド、カーフスキンが多く使用しています。
ステアハイドは生後半年以内に去勢された雄牛の革を指し、厚手で耐久性に優れており、もっとも一般的な原皮で幅広い用途に使用されています。また、用途や風合いは異なり値段にも大きな違いがでてきます。
カウハイドは生後2年が経過したメス牛の革を指し、肌理が細かくステアハイドよりも革が薄いのが特徴で、もっとも一般的な原皮で、幅広い用途に使用されています。
カーフスキンは、生後6か月以内の子牛の皮をなめしたもので、きめが細かく取れる部分が非常に少ないので希少価値が高い素材のため、牛革の中でも最高ランクに位置します。
schott
1913年にニューヨークで創業したライダースジャケットの代名詞ともいえるのがschott(ショット)。
アメリカ製にこだわり続けているプライドから多くのロックミュージシャンに支持され、時代を超えた永遠の定番として今なお多くの人々を魅了しています。
ショットの製品は、幅広い年代のタウンユースにも使えるラインナップですので、古き良きアメリカを感じさせる、味のあるコーディネートで着こなしたいブランド。
Schott 641(Single)
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Schott 613(Double)
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Vanson
1974年にアメリカ・マサチューセッツ州のボストンで創業したVanson(バンソン)。モーターサイクルジャケットを中心に世界展開。アメリカを代表するレザージャケットブランドとして、その名を世界中から絶大な支持を得ています。
日本でも90年代に渋カジブームとともに火が付き、20代を中心にトレンドとして確立。一気に知名度を上げるとともに市場拡大をはたしています。
VANSON MODEL B
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Vanson MODEL C2
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まとめ
ライダースジャケットはバイクに乗っていないと似合わないイメージを持つ人が多いかもしれませんが、レザーという男っぽいテイストを持っている事からメンズファッションで注目を浴びているアウター。
基本的には襟やフロントの合わせの形状でダブルとシングルに分けられ、質感やシルエットなどによっても、雰囲気が大きく変わっていく。
また、ダブルはハードな印象が強いワイルド感が有るので着こなしが難しく、シングルならジッパーなど飾りが無い分、合わせるアイテムを選ばずシンプルで着こなしやすいのが特徴。
とは言え、ダブルはクセが強いからこそ、シングルでは出せない大人のスタイリングを格上げする、魅力的な良い意味での男臭さを醸し出すアウターと言えます。