国産ブランドでありながら、ハイブランドと比べても遜色のない細部の仕上げが施されていて、その独特の色ムラが好評のYUHAKU(ユハク)の財布。
中でも三つ折り財布はコンパクトなのに実用性があるので多くの男性に人気のある財布の形状の1つ。そんなYUHAKUの三つ折り財布について紹介します。
YEV191 三つ折りコンパクトウォレット
YUHAKUの財布と言えば、長財布系のラウンドファスナーが人気を占めていますが、コンパクトな財布も支持を集めています。
YUHAKUを代表する「Veratula -ヴェラトゥーラ-」の派生となる「Evo -エヴォ-」。
流れる川に光が反射する瞬間を切り取ったような悠然さと上品な艶があり、他ブランドにはない絶妙な配色に仕上がった財布。
ポケットにすんなり収まるコンパクトな三つ折り財布は、4枚のカードが収納可能。札入れと笹マチタイプのコインポケットを備える。
絵画的で透明感のある染色を楽しめるのがユハクの最大の特徴
ベラトゥーラ技法を用いて、牛革をまるで絵画のような色合いに染め上げるのがYUHAKUの大きな特徴。
染料は透明感があり、革に直接染み込ませているので下の牛革の表情を生かしている。
革に直接光が届くので、本来の革の色のベージュに反射して見え方が変化し、太陽光によって経年変化を起こして味わい深い財布へと変化していく。
グレージング仕上げとは、革の銀面に平滑性と光沢を付与することを目的に、めのう、ガラス、金属のローラーによって強い圧力を加えながら革の表面につるつるとした滑らかさと光沢を与える仕上げの手法。
グレージングは、染料やコーティング剤などを一切使わず、こすることで光らせていきます。
三つ折りタイプの財布には、長財布タイプの三つ折り財布、二つ折りの財布の止めを折れる形にして三つ折りにしているものなど様々な形状がありそれぞれに特徴があります。
紙幣を入れた財布が三つ折りにたためるため、小さなバッグやポケットへの収納も楽々です。小さくなった財布は場所を取らない分、容量がそれほどありませんので、常に紙幣や小銭を持ち歩く方にとっては使い勝手が良いとはいえません。
ですが、三つ折りタイプの財布の魅力はなんといってもそのコンパクトさです。コンパクトであれば手にも収まるため、持ち運びも便利。コンパクトで持ち運びしやすい点は大きなメリットになる。
逆にデメリットを挙げるとすれば、そのコンパクトが返って厚みが出る事や、構造上どうしても紙幣が折れてしまうこと。
特に気にならないという方であれば三つ折り財布はオススメできます。
こだわりの天然素材
使用している革はイタリア産の牛革カーフスキン(ベビーカーフ)とキップスキンで、さらにカーフスキンの中でも更に希少な生後3ヶ月以内のベビースキンを使用している。
この天然素材を使っている証とも言えるため、革表面にシワや傷、血筋(ちすじ)と呼ばれる血管の模様がついている場合があります。
YUHAKUではこれを自然物の表情として活きるように仕上げをしています。普通なら欠陥品のように扱われますが、同じものが一つと存在しないため、シワや傷・血筋による味が個性ある自分だけの一点物として面白く感じる。
YUHAKUの財布はとてもデリケート
YUHAKUの製品は染料を使った手染め処方。革は水に弱い素材ですが、YUHAKUのグラデーション染色も水に弱いことから、色落ちする場合があります。
また、水シミや引っかきキズなどのダメージが目立ちやすいという弱点があり、普通の革財布以上に気を使って使用する必要があり、革の耐水性を高めるメンテは必須。
綺麗な状態をなるべく長く楽しむためにも、YUHAKUの革製品は普段から気をつかいながら使用しなければならないことから、几帳面な方でないと扱いにくいかもしれません。
まとめ
まるでアートのようだと例えられているYUHAKUの財布は、独特の美しい色ムラとグラデーションが楽しめることから、その人気は国内だけに留まらず、海外からも高い評価を受けています。
YUHAKUはそれぞれの革の良さを生かすために染色を一枚一枚手作業で行なっているので、財布の一つ一つの色味が少しずつ異なり、世界で一つしかない財布を手に入れることができます。
グラデーションのデザインや独自性の高いデザインは、他のブランドには無い魅力を持ち、上質さと使いやすさを意識して作られた様々な財布を取り揃えています。
ブランドにこだわりはないが、とにかく上質な財布を持ちたい。という男性にはオススメな財布と言える。