メンズファッションの定番アイテムなライトアウターとして人気なデニムジャケットのGジャンは、和製英語であるジーンズジャンパーの略称で、その名の通りデニム素材で作られた上着のこと。
Gジャンの歴史は長く、労働者のワークウエアとして1880年代にジーンズ誕生と同時期から存在していたと言われ、多少手荒に扱ってもOKな気軽さが日常使いには重宝する、3シーズン使える万能アウターです。
アウターだけでなくインナーにも着回し抜群なGジャン
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デニムジャケットは流行に左右されることが少なく、気温により様々なインナーと組み合わせて着用が可能で、デニム生地特有のエイジングを楽しめることから、着れば着るほど味が出てくるのも魅力。
男らしさな無骨さを感じさせる着こなしが格好良いアイテムです。
Gジャンの原点、通称“ビッグE”ことLEVI’S
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Gジャンの基本形を作ったリーバイ・ストラウス社の代表的なオリジナルGジャンには、年代別に型(タイプ)が4つ存在します。
-この記事の目次-
1st(ファースト)モデル
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最もシンプルなデザインで着丈が短く襟が低く作られている。ファーストモデルの「LOT 506XX」。
プリーテッドブラウス(プリーテッドジャケット)とも呼ばれ、ワークウエアだったため胸まわりを立体的にすることで動きやすさを実現したフロントプリーツに左胸のみに設けられた片ポケットと、長方形のボックスステッチタイプが外観上の大きな特徴です。
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クラシカルな雰囲気が強いショート丈のボックスシルエットでバックに取り付けられたストラップに、襟が低く作られている最もシンプルなデザインです。
2nd(セカンド)モデル
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ワークウエアとしての機能性をそのままに、ファースト同様にプリーツとそれを留める長方形のボックスステッチなどの特徴を継承しているのがセカンドモデルの「LOT 507XX」。
ディテールは胸まわりに立体的なゆとりを確保して動きやすくするファーストと相似しているものの、フロントポケットがダブルのフラップ付きに変更。また、袖のカフスの位置が変更されています。
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バックはアジャスターのボタン留めになった事に、襟の高さや着丈の長さなど1stと比べるとよりデザイン性の高さを意識したデザインとなっています。
3rd(サード)モデル
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現代のGジャンの基本形とも言える確立したスタンダードなサードモデルの「LOT 557XX」。
それまでフロントプリーツだったものが、ポケットから裾にかけて別生地を縫い付けているV字状のステッチが立体感を生み出すフロントデザインに変更。
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セカンドモデルから受け継いだサイドアジャスターに着丈が短いボックス型のままですが、埋め込み型のポケットや大きくなったアームホールも特徴です。
4th(フォース)モデル
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シルエットやステッチのディテールはサードと同じですが、Gジャンとして完成された形とも言える着丈を長くして、よりモダンなフォースモデルの「LOT 70505」。
それまでのロット番号557から70505に変更されたモデルで、別名トラッカージャケットとも呼ばれる、着丈が長くなった一方でVステッチの傾斜が緩いため、シルエットはかなり変わってより洗練されてます。
サードとの違いにパッチが小さくなっています。また、カフスのステッチがサードは切り替えしがありますがフォースには切り返しがありません。
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その他にも赤タブ側のポケットのステッチの色だったり、ステッチの本数、、ボタン裏の刻印など、細かなディテールの違いがあります。
デニムカラーについて
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デニムジャケットの色はデニムパンツ同様、色落ちしていないインディゴ(またはネイビー)か色落ちしたアイスブルー(薄めブルー)の2色が定番です。
インディゴの青が濃いほどカジュアルが弱まり、色が薄かったり色落ちが激しいとカジュアルが強くなります。
コーデの合わせやすさなら薄めブルーで、濃色のインディゴやネイビーならグッと引き締まり、クリーンな印象が醸し出せるのとコーデが優しくなります。
黒やグレーなどもありますが、色選びで迷うなら断然アイスブルーがおすすめです。
サイズ感について
アメカジ代表的なアウターでもあるGジャンは、比較的ゆったりとルーズに着るサイズ感も多いので、サイズ感は重要です。
Gジャンの着丈はもともと短めの作りなので、羽織った際に着丈が長すぎてしまうとオーバーサイズとなってしまいます。
また、大きめシルエットは着こなしが難しいので、基本的にはジャストサイズか小さめを選んだ方がおすすめです。
ジャストサイズや小さめサイズは、上下のボリュームが少なく細身でスタイリッシュなIラインが最もキレイめを作れますし、袖丈も手首が被る程度なら袖回りもスッキリ感が出せます。
Gジャン(デニムジャケット)でおすすめブランド。
オイカワデニム
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「世界で一番丈夫」と称される、1981年の創業以来、世界的ブランドの復刻モデルを手掛けるなど、その高い縫製技術は海外からの信頼も厚い、港町の気仙沼でジーンズを作り続けているメーカー。
耐久性の高い強度の麻糸で生地を縫製して加工する一連の流れをすべて日本でおこなうメイド・イン・ジャパンをこだわり、日々世界に発信しています。
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90年代の古着ブームを初めとしたビンテージレプリカなど、リメークジーンズの草分け的なメーカーでもある。
まとめ
デニムジャケットは流行のフォルムもなく定番の形なので、着こなし次第で爽やかにもメンズらしいワイルドなスタイルも楽しめます。
また、保温性は無いため、冬ならインナーとして着込んでレイヤードスタイルを楽しめる優れモノ。
コーデによってはダサい印象になってしまうことが多いデニムジャケットは、カジュアル感の強いアイテムなのでインナーの色は白か黒のモノクロにするだけでもおしゃれな着こなしに。
それだけインナーにより印象を大きく変える定番カジュアルだからこそ、上手に着こなせればおしゃれさをアピールできます。