バスクシャツはマリンテイスト感あるフレンチカジュアル

 

白とネイビーの配色のがメインの、海を感じさせるボーダー柄な厚手の綿Tシャツのバスクシャツは、別名ボートネックとも呼ばれる、フランス生まれのカットソー。

見た目から爽やかな印象を持たせることができるボーダーのカットソーは春夏には最適なアイテムです。

バスクシャツはラフにシンプルコーデを楽しめる万能アイテム

 

ボーダーTシャツの原型とされるバスクシャツの歴史は古く、フランスとスペインにまたがる国境近くのバスク地方で16世紀頃から漁師や船乗りたちが着ていた手編みセーターだったのが起源といわれています。

作業着として作業時に器具に引っかけない為の七分袖や濡れても着脱しやすい横広のボートネックなど、海で作業するのに最適なワークウェア。

 

出典:https://www.rakuten.co.jp/

 

その後、カラフルなボーダー柄が海で遭難した際、波の高い時でも発見されやすいことなどの理由でフランス海軍のインナー用の征服としても採用されている。

その他に首まわりのデザインに使われているボートネックとは、船底のように横方向に広く開いたという意味を持ち、フランス海軍で採用後に名付けられたとの由来も。

見た目からは想像できないタフで実用的なワークウェアであり、ミリタリーウェアでもあります。

 

爽やかな印象を持つコットンのカットソー


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マリンテイストを感じさせる爽やかな細いボーダー柄が印象のバスクシャツ。

ボートネックの由来にもなっている裏表どっちからも着られるように横に広がった襟元に9分丈程の袖が特徴のベビーウエイトなコットンTシャツ。

生地はTシャツと比べると厚手のしっかりした生地ですが、ゴワゴワした着心地ではなくスウェットよりは薄い、洗ってもヘタらない頑丈なシャツで春や秋に活躍してくれます。

 

着こなし感について


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バスクシャツはコーディネートする際に、他のアイテムの邪魔をしないインナーとしても重宝し、また、ラフな着こなしとしてトップスとパンツを合わせるだけのシンプルコーデが好きなメンズの万能ウエア

シャツ自体がタイトな着こなしをするものではないため、体の線が見えにくくストンとしたシルエットなIラインの着こなしが、とてもすっきりとした印象を与えてくれる。

また、首元のデザインがすっきりボートネックということもあり、アウターを選ばない万能インナーとして活躍。

ボーダー柄は視覚的に横に広がって見える特徴があるので、ボーダー柄に苦手意識を持っている人へ無地のバスクシャツもあります。

 

バスクシャツのおすすめブランド

バスクシャツの愛用者として有名なのが20世紀の世界的な芸術家パブロ・ピカソ氏。作品を制作中も着用していたそうで、彼のトレードマークのように写真で数多く紹介されている。

そのピカソが愛用していたバスクシャツのブランドとして、Saint James、ORCIVALがあります。

 

Saint James

世界遺産としても有名なモン・サン・ミッシェルがモチーフのロゴに、ブランド名の由来となっているフランス北部ノルマンディー地方にある都市の名を冠した、1889年に創業の老舗ブランドSaint James(セントジェームス)。

マリンスポーツやカジュアルウェアとしてさらなる発展を遂げましたが、伝統的な手法によるものづくりの精神は変わることなくひき継がれています。

伝統的な手法によるものづくりの精神はそのままに、100年以上たった今も大きく変わることのない製造方法を継続。フランスのカットソーブランドの代表格ともなっているブランド。

 

SAINT JAMES OUESSANT


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ノルマンディー地方にある島の名前から取ったモデル名のOUESSANT(ウェッソン)。

コットン100%に目のしっかりとした素材は、最初は少し固めの生地も、着こんで洗濯を繰り返すうちに風合いが出て、着る人の体に馴染む。

この縮みが生じるのが特徴とも言え、洗う度に風合いも良くなっていくので、自分の体に馴染んでくるのがわかります。

厚手のコットン素材を使用していますが重ね着が自由。ボーダー柄のカラーバリエーションも豊富にあります。

SAINT JAMES OUESSANT

 

ORCIVAL

ミツバチのエンブレムが特徴的な、1939年にフランス・リヨンで創業しフレンチカジュアルアパレルの
ORCIVAL(オーシバル)。

ブランド名はフランス・オーヴェルニュ地方にあるにある小さな村の名前が由来となっている。

オーシバルと言えば、ラッセル編みという手法で編まれた特殊な生地のマリンシャツが代表的アイテム。
一般的なカットソー生地に比べると糸を非常にたくさん使う複雑な構造のため、その分、耐久性に優れた生地になります。

SAINT JAMES同様にクオリティの高さが評価され、戦後フランス海軍向け制服として採用された由緒あるブランド。

 

ORCIVAL コットンロード


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リラックス感のあるすっきりとしたシルエットと、シーン問わず幅広く着回せる無駄のないシンプルなデザインのコットンロード。

Tシャツに適した素材のオープンエンド(空紡糸)という空気圧で編まれた軽くて丈夫な生地は、繊維の間に空気を含むため、さらりとした肌触りで着心地も快適となり、ナチュラルな硬めの風合いになるのが特徴。

しっかりとした厚手の生地はカジュアル過ぎず、爽やかなコーデにしたい時など、スタイリング次第であらゆるアイテムとの組み合わせが楽しめます。

ORCIVAL コットンロード

 

まとめ

重ね着と違い、意外と長袖1枚ではオシャレに見え難い面がある場合にオススメしたいのが、アクセントになってくれるボーター柄がシンプルなので様々なコーデを楽しめる、ランス生まれのカットソーであるバスクシャツ。

程よく身幅に余裕のあるシルエットが大人で上品な着こなしにしてくれ、着込むほどに自分に馴染むので、数枚持っておくと使いまわしの効くアイテム。

しっかりとした生地でできているバスクシャツは、インナーとしても使えるので肌寒くなってきても重宝します。

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