履いているのに履いていないと感じることが体験できるスニーカーとして密かに人気なのがAllbirds(オールバーズ)。
環境に優しい素材を使っていることで話題になっているオールバーズは世界一快適な履き心地と称されるスニーカーですが、その実力と人気の理由について紹介します。
環境への強いこだわりを持つオールバーズのスニーカー
-この記事の目次- [非表示]
オールバーズについて
2016年にサンフランシスコで設立したオールバーズは、アディダスなど大手スポーツブランドが市場を席巻している状況の中、海外では既に人気が高まっている新興スニーカーブランド。
2020年には日本にも上陸を果たしており、早速ミニマリストからも軽くて裸足でも履ける、しかもウール素材なのに洗えるスニーカーとして高評価を受けている話題のブランドです。
メリノウールとは
主にオーストラリアやニュージーランドで飼育されているメリノ種という羊のウールの中で最高の品質を誇っている 1年を通して人気の素材です。
メリノウールの産地としてとくに有名なのがオーストラリアで、日本に輸入されているウールの大半もメリノウールと言われており、
天然素材のウールは免疫機能を持っているため、それ自体が防臭力を持っているので、不快なニオイを防げます。
超快適かつ環境に優しくシンプルがコンセプト
出典:https://www.amazon.co.jp/
ブランドコンセプトとして、SUSTAINABILTY・COMFORT・SIMPLE DESIGNを掲げていて、環境に配慮した素材を使用し、派手なロゴなどのを排したシンプルかつミニマリスティックなデザインを揚げています。
快適な履きごこちのスニーカー
出典:https://www.amazon.co.jp/
スニーカー素材をニットにすることで伸縮性が得られるので軽量かつストレッチ性もあり、足指を締め付けず、適度なフィット感を生み出すことができる。
抜群に通気性が良いため普通のスニーカーよりも内部に熱がこもりにくく裸足でも履けて快適ですが、靴下を履いて使用していると生地のウールと擦れることで中に毛玉が出来ることもあるそうです。
マテリアル・イノベーションカンパニーとしての自負
出典:https://www.amazon.co.jp/
最近、大手スポーツメーカーのアディダスなどでも海洋廃棄プラスチックを原材料にして環境に配慮したシューズの販売をしています。
オールバーズ製スニーカーのアッパー部分には、ニュージーランド産メリノウールかユーカリのパルプから繊維を紡ぎ、それをメッシュ状に編んでいる。
コットン・ポリエステル混紡と同等の柔らかさと伸縮性をもっており、化学繊維などをなるべく使用せず、ほとんどが自然由来の素材でできています。
出典:https://www.amazon.co.jp/
また、靴ひもは再生ペットボトルから、ソールに使用しているポリウレタンの代用として、トウゴマオイル由来の素材を使用した独自のソールなど、非常にエコなスニーカーです。それは靴を入れる箱も段ボールの利用する徹底ぶりです。
脱炭素化へのメッセージとしての、開発した素材に関する知的財産を独占することなく、情報をオープンソース化。素材の価値をオープンマインドで共有することを本質としていることが凄いです。
撥水性について
出典:https://www.amazon.co.jp/
レザースニーカーと違い、ウール素材のスニーカーは見た目から浸水しやすいイメージがありますが、実はウールのメリットとしてウールの表面はうろこのような鱗片で覆われていて、水を弾く撥水性があります。
フィッシャーマンズセーターを代表とする天然の撥水処理が施された繊維のため、撥水性があり汚れにくいことが有ります。
もうひとつウールのメリットとして吸湿性も高いので、ジメジメと湿度の高い日本の気候にも適しており、熱伝導率が低いので、冬は暖かく、夏は涼しい素材です。
とは言え、いくら撥水性の高いウールでも、傘を差す必要がある雨の中で30分程歩いた場合は靴内に浸水しますので、その辺はあしからず。
オールバーズのサイズ感
出典:https://www.amazon.co.jp/
オールバーズのスニーカーは海外製品なので、サイズの表記はUSサイズでの表記になっています。そのため、センチ単位と違い、0.5㎝間隔での区切りが無いため、細かくサイズが分かれていません。
オールバーズの靴は足先を少し余らせる前提で設計されているようですので、サイズ選びの際は1サイズ大きいものを選んだ方がいいと思います。例えば、足のサイズが27㎝(USサイズ:10インチ)なら28㎝(USサイズ:11インチ)を選ぶ等。
ここだけはデメリットな面について
汚れたら洗濯機で洗える手軽さがメリットなのに、何回か洗濯していくウール独特の毛が傷んできて毛羽立ったりヘタったりしてしまいます。
そのため、比較的汚れが落ちやすいの洗濯機にかけるのは、年に一度くらいにしていた方がおススメ。
また、ウール素材なので空気が乾燥する季節では履いている内に静電気が発生しやすく、静電気体質の人には静電気ケアしないとおススメしません。
Men’s Wool Runners
出典:https://www.amazon.co.jp/
一番オーソドックスなモデルであるWool Runners(ウールランナー)。
シューズアッパー部分にメリノウールが使用されているシックな外見に、シューレースには再生ポリエステルを使用。ソールはサトウキビ由来のカーボンネガティブなグリーンEVAソールを採用しています。
allbirdsのロゴ入りのインソールには弾むようなクッション性があり、足全体を包み込むような感覚が癖になるとも。天然のウール素材は蒸れにくいため、素足でも履いていられるほど快適です。
同じウール素材のランニング防水モデルにWool Runners Mizzles(ランナーズミズルズ)が有ります。
Men’s Tree Dashers
出典:https://www.amazon.co.jp/
アッパーには、縫い目のないワンピース構造の、ユーカリの木を原料とする通気性に優れたテンセル素材を使用したランニングシューズのTree Dasher(ツリーダッシャー)。
表面にリサイクルポリエステルとテンセルの混紡素材を使用したことで、通気性と快適性を実現しています。
サトウキビ由来のスイートフォームを取り入れたミッドソールは、二重構造でクッション性と反発力を高めているため、長い走行距離を走るランナーも満足できる高い耐久性を確保しています。
Men’s Tree Loungers
出典:https://www.amazon.co.jp/
快適さも備えられたメッシュ構造のTree Dashersと同じツリーシリーズから、ルーム・スリッパのような履き心地の良さが特徴の風通しの良いスリッポンタイプのTree Loungers(ツリーローンジャーズ.)。
ぶらぶら歩く人という意味を持つローンジャーズはウォーキングシューズにピッタリ。
また、脱ぎ履きがしやすい、スリッポンタイプは、コーディネートを選ばないミニマルなデザインなので使い勝手が良く、夏の季節にもピッタリなアイテムです。
まとめ
オールバーズスニーカーは、環境への配慮を徹底した再生可能素材で作られたエコでオシャレなシューズ。
天然の高機能素材ウールの心地よさと、抗菌防臭性や通気性に優れているから素足で履いても臭いが気になりません。
その軽い履き心地から世界一快適なスニーカーとも呼ばれています。