アメリカのボストンで足に不自由を抱える人に向けた、アーチサポートインソールや矯正靴の製造メーカーとして1906年に誕生したのがNew Balance(ニューバランス)は、100年以上の歴史を持つ老舗ブランド。
ブランド名も履いた人に新しいバランス感覚が生まれることからニューバランスとしたのが由来です。
長年愛され続けるスニーカーブランドのニューバランスの魅力
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ランニングシューズとしてはもちろん、そのデザインの高さから定番のファッションアイテムとしても欠かせない存在となったニューバランス。
ブランド創業者が庭先に飼育していた鶏を観ていて、3つのかぎ爪でしっかりと安定して立っていることに気がつき、そのバランスを3点で支えるシューズの設計に活かしたといいます。
クッション性のよさや安定性に付与する機能は、矯正靴メーカーをルーツとするブランドだからこそ、足の構造・機能に対する深い理解をもとにしたノウハウが詰め込まれている。
スニーカー型番について
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ニューバランスにはモデル名ではなく、型番(ナンバリング)がモデル名の代わりとなっています。
このナンバリング管理はニューバランスが初めて採用したと言われていて、それをベースに細かい単位でジャンル分けしていて、とくに人気なのが、500、900、1000番台の3つのシリーズです。
500番台・・・オフロードランニングモデル
オフロードでの走行性能を追求し、荒れた土地での対応力を高めたシューズなので、分厚いミッドソールとグリップ性の高いアウトソールが特徴。
900番台・・・ロードランニングモデル
マラソンなど市街地の舗装された路面でランニングすることを想定したオンロードモデル。ENCAPソールなどより接地衝撃吸収力の高いモデル。
1000番台・・・フラッグシップモデル
採算を度外視し、注ぎ込めるだけの技術とデザイン性を投入した、その時代その時代の最高傑作と言えるシューズ。
ミッドソールの種類について
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ニューバランスの心地よいクッション性の秘密は、地面にあたるアウトソールと、足に触れるインソールの間の部分なのでミッドソールと呼ばれ、スニーカーを選ぶときにミッドソールの機能によって選ぶという人も少なくありません。
ニューバランスではミッドソールの主なクッション素材として、ENCAP(エンキャップ)、C-CAP(シーキャップ)、ABZORB(アブゾーブ)の3種類あります。
ENCAP
衝撃吸収性に優れたEVA素材を、クッションに優れつつ頑丈なポリウレタン素材に封入したミッドソール。
エンキャップは衝撃吸収性に優れたEVA素材を頑丈な、PU素材に封じ込めた構造をしています。そのため抜群の安定性とクッション性を誇る特徴があります。
エンキャップはクッション性と安定性に優れています。
C-CAP
ポリウレタンを使わずに、EVA素材を圧縮形成しクッション性の耐久性を向上し、さらに軽量化した技術。
軽くクッション性に優れるだけでなく、加水分解しにくいというメリットがあります。
ABZORB
均一に発泡するクッションフォームを採用し、優れた衝撃吸収性と反発弾性を併せもつクッショニング素材。
他の素材よりもクッション性には優れているが、重量は他の素材よりも重い。
スニーカーのサイズ感について
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ニューバランスの選び方で一番大事なのは実は足幅です。
購入する前に確認して欲しいのが、靴幅を表す項目のアルファベットで、今流通しているスニーカーには大半がD表示サイズになっていると思います。
このDサイズというのは、最も細い足幅に設定して作られているということですので、仮に足のサイズが丁度良くても、足幅が合わないと小指が痛くなることも。
スニーカーのサイズ確認は、実際に店頭で試着して、自分にジャストフィットするサイズを把握するのが理想ですが、通販で購入するなら、足幅が細めの作りが多いニューバランスのスニーカーなので、選ぶなら、他社より0.5cm程度大きめを選ぶのがおすすめです。
また、足の幅が広かったり、足の甲が高かったりする方は、1cm大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。
New Balance ML574
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エントリーモデルでもあるブランドを代表する人気モデルのML574は、オフロードランニングシューズM576の廉価版として1999年に発売されたオフロードの路面を走るために作られたスニーカーです。
この574には種類がいくつかありますが、一番人気なのがML574です。
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抜群の履き心地の良さを誇るML574は、基本的に気軽なタウンシューズという位置づけにあり、デザインだけではなく、カラーバリエーションも豊富なのでカジュアルな服装であれば幅広く合わせることができます
白・黒・赤・グレーなどのスタンダードカラーを筆頭とした、カラーバリエーションも豊富。
M576の廉価版といっても安っぽさもなく、完成度の高さがML574の素晴らしい所です。
New Balance 996
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990シリーズの一つとして、1988年に発売されたロングセラーモデルの996は、軽やかな履き心地と、幅広いコーディネートに対応できる汎用性の高さが魅力です。
996は若干スリムで、ソールが2パターンになっており、雨天の滑りを若干改善されたようなタウン向けソールといえよう。
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踵部分は、エンキャップ・シーキャップという 2つのソールが一体化されておりクッション性や衝撃吸収性が高くハイレベルな構造です。
履き心地としては、地面に着く部分にグリップ性の高い形とゴムが使われているので、滑りにくく安定感があります。
また、ソールがしっかりしているので地面からの衝撃が少なく、足の裏が疲れるということがほぼありません。
まとめ
足元からカジュアルな印象を与えてくれる丸みのあるデザインのML574。それに対して足元をシャープに見せてくれるのがスタイリッシュなフォルムのML996。
それぞれの用途で使い分けをすることができますが、初めて購入するのであれば、エントリーモデルでもあるML574がおすすめです。
ニューバランスのスニーカーは人気があるだけ偽物が多く出回っているようですので、直営のNew Balanceショップか、公式通販サイトで購入するのがおすすめです。
また、楽天は出品者の素性がはっきりしている分マシですが、amazonは出品者の素性があいまいなので購入はおすすめしません。