ウルヴァリン1000マイルブーツを履き込むエイジングの魅力

1883年創業のWOLVERINE(ウルヴァリン)は、130年以上の歴史を持つアメリカの老舗ワークブーツブランドで、長時間歩いても疲れない、しなやかな履き心地の1000マイルブーツが人気。

また履き心地だけでなく強い耐久性を持っていてエイジングすれば経年変化も楽しめるため、革物にこだわる本物志向が高い人にウルヴァリンのワークブーツについて紹介します。

履きこむ程に革の味わいが深くなるウルヴァリン1000マイルブーツ

シンプルで飽きのこないデザイン

 


出典:https://www.rakuten.co.jp/

頑丈で履き心地も良く、エイジングすれば経年変化も楽しめる魅力的なウルヴァリンを代表するワークブーツの「1000マイルブーツ」。

主に作業向けハイテクブーツを作っていたウルヴァリンは、2000年代に入ってからよりカジュアルなワークブーツを多く生産するようになる。

 

デザイン性について

デザイン的には、プレーントゥのブーツですが、ワークブーツというよりクラシックブーツと呼ぶ方がしっくりくる、ドレスシューズのようにソールがシングルレザーソールの少し綺麗目な街履きのブーツと言える。

他のワークブーツに比べて、とにかく軽く、スニーカーほど軽くはありませんが、特にブーツを履いている感覚はなく、普段の靴と変わらない感覚で履く事ができることから、1000マイルも歩けると言わるのも頷ける。

ソール、アッパーは鋼のように堅く、履き心地はシルクのように柔らかいとアメリカ各地のワーカーに称賛され、それを今なお継承されている1000マイルブーツこだわりのディテール。


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外側のシャフト上部には約100年の間に蓄積された1000マイルブーツの誇りを示す“WOLVERINE 1000MILE”の刻印が入る。

 

ファッションを選ばない定番のワークブーツ

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1000マイルブーツに使われてる革は堅牢な造りのグッドイヤーウェルト製法で、足馴染みも良く、経年変化も楽しみな一足。

インソールには上質な3/4レザーソックインサートを使用しクッション性に富み、アウトソールはシングルのレザーソールで、つま先に反りを持たせることで、歩きやすさも備えている。

ヒール部には衝撃吸収性と耐摩耗性を備えたビブラムラバーソールを搭載し、この辺にも履きやすさに繋がっている理由ひとつ。

 

クロムエクセルレザー


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ホーウィン社製のクロムエクセルレザーはオイルドレザーの一種で、多量のオイルを含んでいるのでツヤが出やすく、革が柔らかくて足になじみやすいのが特徴。

ブーツの履き始めは革が硬く、足を痛めたり、靴擦れしたり、と辛い時期がありますが、クロムエクセルレザーを使った1000マイルは、新品の時点で革が柔らかく、すぐに自分の足の形に馴染んでくれます

クロムエクセルレザーは比較的傷が付きやすい革なのですが、むしろそれがいい風合いに変わっていき、履く人の歩き方で独特のシワが出てくるなど、エイジングを楽しむ事ができます。

 

着脱が楽なスピードフック付き

1000マイルブーツの特徴とも言える、ハトメ(靴紐を通す穴の金具)の上部3箇所がフック状になったクイックシューレース仕様になっていて、ブーツの脱ぎ履きがしやすいようになっている。

逆にデメリットとしては1000マイルブーツはロウ引きの靴紐なためなのか、歩いていて不意に紐がフックから外れるなんてことも聞く。

そのため、靴紐の結び方を変えるなどで対応している人もいます。

 

サイズ感について

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ウルヴァリン1000マイルブーツの形状はやや細身の作りでつま先が長く、足入れ感は甲をぴったり包む感じで、つま先は捨て寸分として2センチほどゆとりがあります。

足の形やラストによって、同じワイズでも異なりますので、試着することを推奨しますが、ネット通販で購入する場合、基本的に1000マイルブーツは履き込んでいくうちに足になじんでくるようにできています。

履いてみて多少大きい時は、シューレースの締め具合と、厚めのソックスを履くことで調整できますので、ブーツサイズを選ぶときは、ジャストサイズを選ぶのがオススメです。

 

ブーツの手入れについて

履き終えたらブラッシングして軽く砂や埃を落とすこと。

また、履いて帰った後はブーツ内に湿気が残っているので、1日程度は外に出して湿気を取ったほうが靴が長持ちします。

綺麗に履き続けたいならオイルレザーは細かい傷は付きやすいが、クリーム入れてブラッシングすれば大抵の傷は目立たなくなるし、定期的に手入れを行なっていれば、雨等で濡れても染みになることはありません。

 

 

レザーソールの欠点について


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かかと部分はビブラムラバーソールになっているのですが、つま先箇所のアウトソールはオイルを含んだレザーソールのため、耐久性はありません。

また、レザーソールの注意点として水に弱い面もあり雨の日に履くのはNG。長持ちさせたいならハーフソールを貼った方が耐久性が上がるのは間違いないです。

 

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レザーソールは滑りにくい上に非常に返りが良いなどメリットもありますが、耐久性とメンテナンスのしやすさを考えてハーフソールを貼ることをオススメします。

 

 

まとめ

ワークブーツと言えば分厚いソールをイメージするところ、クラシカルで上品なシングルレザーソールは見た目からしてカッコイイのがウルヴァリン1000マイルブーツ。

とにかく軽いのが他のブーツとの一番の違いで、柔らかい履き心地も変わりがないタフさの中にも軽快さがあり、そこが魅力となっている。

手入れ次第で何年も使えるワークブーツ。履きこんでいく内に皺も入り、その人だけの姿に育っていくレザーブーツの味わいは非常に愛着のある一足となっていきます。

Wolverine 1000 Mile Boot

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