1973年創業のバッグや財布、その他、服飾関連商品の企画・製造・卸販売を手掛ける(株)コランドのオリジナルブランドであるCIMABUE graceful(チマブエ グレースフル)。
個性的なデザインのレザーアイテムから、ビジネスにも使えるシンプルなレザーアイテムまで幅広いアイテムを展開。妥協のない素材選びや、こだわり抜かれた制作方法で、質の良い製品が数多く作られています。
優雅で美しい、最上級へのこだわりを謳っているレザーブランドのチマブエ
ブランド名でもある最上級の革を職人自ら欧米や日本国内の生産地に出向き厳選しており、革へのこだわりが強いです。
チマブエはまだそれほど知名度は高くありませんが、最上級の革にこだわる東京下町の町工房職人によるハンドメイドの品質と値段の良さが魅力。
ブランド直営店はありませんが、全国のデパートやセレクトショップで取り扱いがあるので実際に手に取って自分好みの財布を探し出すことができます。
-この記事の目次-
ブランド名の由来について
ブランド名のCIMABUE gracefulは、イタリア語の「CIMA(最上級)」と「BUE(雄牛)」を繋いだ造語から名付けられた。
坂本商店 姫路黒桟革
出典:https://www.mensleatherstore.jp/
国産黒毛和牛の革表面に職人の手で、日本の伝統的な工芸技法である漆を塗り込んで作られる黒桟革(くろざんかく)。
日本のタンナー坂本商店が生み出した、日本を体現するような面白い皮革であり、独特な風合いが魅力的なものです。
牛革を伝統的な白なめしという製法で極端に滑らかにしたて、そこに揉み加工や型押し加工を施してシボ革にして、さらに全体に上から本漆を擦り込んで仕上げられる、
「革の黒ダイア」という異名を持つ伝統レザーで作られた財布は味わい深く存在感があります。
レーデルオガワ アニリン染めコードバン
出典:https://www.mensleatherstore.jp/
コードバンには大きく分けて、オイル仕上げ、染料仕上げ、顔料仕上げの3タイプの仕上げ方法があり、染料仕上げは別名アニリン染めコードバンとも呼ばれており、最高の艶感を有しているのがアニリン染めコードバンです。
レーデルオガワ社で製造されている染料仕上げのコードバンは、アニリン染めは革の芯まで染料を入れる水染めとは少し違い、革の表面に職人が仕上がりを確認しながら薄く染色していく独自の製法で加脂が行われております。
経年変化を楽しめるのがコードバンの魅力ですが、染料仕上げコードバンに限っては輝かしい艶がある光沢感だと思います。
栃木レザー本ヌメ革
出典:https://www.mensleatherstore.jp/
革財布はもちろんのこと、ベルトや手帳カバーなどの革小物に使われることが多いヌメ革は、表面加工がされていないのでナチュラルな雰囲気を持っており、革本来の味わいが出てくるほか、丈夫で長持ちするのが特徴。
天然由来のタンニンを使い、じっくり時間をかける牛ヌメ革 (ベジタブルタンニン鞣し革)を専門として製造している栃木レザーは日本のみならず世界中で評価されています。
本革が持つしなやかさに、シンプルながらも経年変化したときの味わい深さと言え、また、日本人の好みに合った革色を作り出しているのも人気の理由です。
漆塗りラウンドジップ長財布
出典:https://www.mensleatherstore.jp/
光の反射具合によって、宝石を散りばめたように見える外装加工である、日本の伝統「漆塗り」で加工したシボの型押しレザーを使用していて、革の光沢に奥深さがあります。
小銭入れ+3層構造となっており、内1層は片側のマチを取り払ってお札などの出し入れが非常にしやすくなっています。
出典:https://www.mensleatherstore.jp/
中仕切りの一面が6枚分のカードポケットとなっており、左右のポケットと合わせるとカード18枚の収納力を誇り、使い勝手に優れています。
片側に設けられているマチは開くと約10cmあり、ファスナーの持ち手には、牛革素材のフリンジが付いています。
アンブローズ ラウンドジップ長財布
出典:https://www.mensleatherstore.jp/
栃木レザーの高級ヌメ革であるアンブローズを使用したラウンドファスナーの長財布。
アンブローズは制作工程でワックスを入れており、ツヤの美しいエイジングが表れる様に作られていて、内側にも栃木レザーの国産ヌメ革を使用して、全面栃木レザーとなっています。
革本来の艶感や透明感を楽しめるだけでなく、刻印の入ったゴールドのオリジナル引き手や、YKK最上級ファスナーのエクセラを採用することで細部にまで高級感を漂わせています。
出典:https://www.mensleatherstore.jp/
お札入れは小銭入れの両側にマチ付き(革が広がる仕様)札入れを2つ備えており、札入れとしても使える片マチフリースペースは、片方のマチを大胆に無くす事でお札を横や斜めからも出し入れ出来る様になっている。
また、取り出しやすい収納部や充実したカードポケットなど、使い勝手を考慮した機能的な収納スペースも魅力です。
アニリンコードバン ラウンドジップ長財布
出典:https://www.mensleatherstore.jp/
水染めコードバンの一種「アニリン染め」を施すことにより、透明感のある美しい色を生み出しているレーデルオガワのコードバンを使ったラウンドファスナーの長財布。
お札入れ、大口の小銭入れはもちろん、カード入れは22個の大容量。大きく開くラウンドファスナータイプの開口部で、内部を一目で見渡せる視認性の高さと出し入れもしやすいのが魅力。
出典:https://www.mensleatherstore.jp/
使い込むほどに革内部のオイルが表面に湧き上がってくる出てくることで強い光沢が現れてきます。
シンプルがゆえに引き立てられる美しい質感は、日常のワンシーンに特別感を添えてくそうな財布です。
まとめ
まだそれほど知名度は高くありませんが、日本伝統の漆塗りを施したシボ型押しレザーなど和モダン感じる革財布は、まるで工芸品の域とも言える革工房のチマブエ。
ハイブランドで使用されている様な洗練された素材や部材、希少性の高い素材を使用するなど上質な製品が数多くあり、革へのこだわりが強いブランド。
シンプルながらも極上素材を使用した職人の技により、優雅な雰囲気を持つセンスの良いデザインと、革のバリエーションも豊富なので、自分好みの財布を探し出すことができます。